こんにちは!盟生総研株式会社の堀井です。
美容室の店舗数は年々増加し続けています。「美容室の集客がうまくいかず、利益の向上につながらない」、「美容師としてのテクニック、内装に自信はあるが、集客がうまくできない」とお悩みの方もいらっちゃるのではないのでしょうか。
多くの美容室がある中、新規の顧客を集めながら、リピート客を増やしていくことが、安定的な経営には重要です。
今回は、美容院で新規客を獲得するにはどのような施策が重要となるのかを見ていきます。
美容院に新規客が来ない原因とは?
美容院を運営していくうえで重要となるのが新規客の獲得です。新規客がなかなか来ない場合はどうしたら良いのか見ていきましょう。
新規客の来店のきっかけ
新規客が来店をするきっかけは、予約サイトやアプリでの検索や知り合いからの口コミなどがあります。
近年では様々な予約サイトがあり、予約サイトを活用することで、インターネットから24時間手軽に予約ができたり、新規客限定のクーポンがある店舗も多く、予約サイトを活用する新規客が多いです。
しかし新規客が美容院を選ぶ理由は「近いから」「安いから」などのように明確な理由がないこともしばしばあります。
新規客が来ない=店舗をうまくアピールできていない可能性があります。
美容院でリピーターを増加させるには、まずは新規客を獲得しなければなりません。新規客がなかなか来ないお店はうまくアピールできていない可能性があります。
店舗の存在自体を知られていない可能性や、他店舗と比較をしたときに魅力的でない、また口コミの情報がうまく広まっていないなどの要因が考えられます。
美容室が今すぐ集客方法を見直すべき理由2つ
現在行っている集客方法は、美容室にとって最適なものでしょうか。
美容室の集客は、ホットペッパービューティーのようなポータルサイトが主流ですが、昨今はGoogle検索やInstagramを使い、コストを軽減しながら顧客にアプローチできることが特徴です。
集客にコストをかけたぶん利益が向上するとはいえないため、この機会に集客方法を見直しましょう。
技術力だけで集客は難しい
顧客が美容室を選ぶとき、美容師の技術の高さだけに注目しているわけではありません。
株式会社ノーマリズムが提供する「ヘアログ」が2020年に行った調査によると、美容室選びのきっかけ・決め手は「ヘアサロン検索・予約サイト」であるとわかりました。
約6割の顧客は、WEBを利用した方法で探し、美容室を選び予約しているとわかります。
ヘアサロンを検索、予約サイトを閲覧するとき、どのような美容師がいるかを探すものの、検索の段階では、顧客は美容師の技術力はわからないでしょう。実際に自分自身が美容室へ足を運び、施術を受けて仕上がりを見た顧客が、美容師の技術の有無を判断するはずです。
当然ながら、集客のために高い技術力は必要であり、特にリピーターを増やすためには、スタッフ全員が高い技術力をもっていなければなりません。
ただ、集客の手段としては技術力だけではなく、WEBを使った適切な集客方法を理解して、実践することが重要なのです。
適切な集客ができている美容室は意外と少ない
チェーン展開する有名美容室を除き、個人経営や小規模のサロンでは、適切な集客対策ができていないケースが多いです。今から集客を始めれば、競合の美容室と差別化をして、利益向上につながる可能性は多いにあります。
特にWEB集客の面では、何となくTwitterやInstagramを更新している、LINE公式アカウントで顧客とつながっているだけのように徹底されておらず、集客力を発揮できていないのです。
この記事で紹介するポイントを押さえて施策を講じれば、WEBマーケティングの担当者がおらずとも、今日から集客を実践できます。
美容室の集客は自分のお店を知ることから始まる
集客方法を検討する前に、自社のコンセプトやターゲットを改めて整理します。
オーナーだけではなく、スタッフにも自社の売りを再認識してもらうと、店舗全体で一丸となり集客率向上を目指せるでしょう。
お店の売りを決める
あなたの美容室では何を売りにしていて、顧客にどのように感じてほしいと思っていますか?今一度考えてみてください。
- パサパサになった髪の毛にツヤとうるおいを与える、髪質を改善するトリートメントを提供
- 老若男女を問わず、誰でもばっちり決まる似合わせカットが自慢
- 他店では断られたばっさりカットにも対応
人気の美容室は、顧客が続々と来店する明確な理由があります。
集客方法を実施する前に、集客の軸として自社の売りを決めておきましょう。どのような施術でも自信をもって対応するのは当然ですが、そのなかでも何を最もアピールするかを決めておきます。また、お店の売りは技術やメニューだけのほかにも、可愛い内装、駅から近い立地なども含まれます。
オーナーが違えば美容室のコンセプトも違い、どの店舗でも差別化できるポイントがあるはずです。
お店の売りが決まれば、SNSでどのように情報発信をするかも見えてきて、従来の方法から変化するでしょう。
メインの客層を設定する
お店の売りを再認識したら、次はメインの客層を確認していきます。一例として、都市部の主要駅近くの美容室という設定で、客層を考えてみましょう。
美容室の情報
- 駅から徒歩数分、アクセスがよい立地の美容室
- 夕方の退勤時は、自宅に帰る前に美容室を利用する人もいる
- 人気メニューはカット+シャンプー+ブロー
この美容室は、駅近で夕方も最も繁盛していることから、仕事帰りの会社員がメインターゲットだとわかります。
なかでもシャンプー+カットが人気であることから、サッとメンテナンスカットを済ませたいと考えている顧客が多いともいえるでしょう。
メイン客層から考えられる主な集客方法
- 駅や駅付近に看板を設置する
- お店のWEBサイトを作成
- Googleマップで検索する人のために、Googleマイビジネスに登録する
Googleマイビジネスとは、Google検索やGoogleマップで、自社の店舗情報を掲載できるツールです。無料で登録・運用できて、店舗ビジネスの集客には欠かせないツールであるため、SNS同様に集客方法として活用することをおすすめします。
メイン客層から考えられるアピールポイント
- 日々の疲れを癒す、ヘッドスパやマッサージメニュー
- スタッフを増やし、待ち時間を減らす対策を実施
駅利用者の会社員をターゲットに集客するのであれば、少し離れた場所にあるアパートやマンションへのポスティングは、集客効果が期待できません。それよりも、スマホで情報収集をする人をターゲットに、Google検索や地図アプリから集客できる仕組みを構築するほうが、高い集客効果を発揮するでしょう。
WEB集客では、施術メニューやスタイリストの紹介など、お店の詳細を知らせたりコンセプトを伝えたりするために、ホームページの準備も必要です。お店の売り・コンセプトを考えて、ターゲットを想定できれば、最適な集客方法も自ずと見えてきます。
新規顧客にリピーターになってもらう
集客を考えると「新規顧客」をどう獲得するのかに視点がいきますが、実は一度来店された方を再来店してもらう(リピーターになってもらう)ことが最も重要です。
「1:5の法則」と呼ばれる法則をご存知ですか?
新規顧客を獲得してサービスを販売するのは、既存顧客に対してかかるコストの5倍と言われています。つまり、一度でも来店されたことのあるお客さまに、再度来店してもらうほうが、新規顧客を獲得するよりも費用が抑えられる、という考え方です。
複数の集客方法を組み合わせて新規顧客を獲得する
この後、具体的な集客方法をご紹介していきますが、オンラインの集客方法、オフライン(アナログ)の集客方法含め、沢山の種類があります。
この方法の中から、お客さまのイメージ、自社の強み・コンセプトに合うものを複数選び、組み合わせて利用していきましょう。
あまりにも手間や時間のかかるもの、知識を必要とするものから取り組んでしまうと、荷が重すぎるかもしれません。全てをやろうとせず、出来るものから取り組んでいくと良いでしょう。
今後の美容室集客においてMEOとSNSが重要な理由
集客といえば、今までよく使われていたチラシや紹介キャンペーン、割引クーポンなどもありますが、さまざまな集客法があるなかでも、GoogleマイビジネスのMEO対策と、SNSの集客が重要です。
オフラインだけでは満足な集客ができない
今の時代、情報収集をする際のツールとして、ほとんどの人がWEBを活用しています。
美容室を選ぶきっかけは、検索や予約サイトなどさまざまですが、美容室を比較したり予約したりする手段はWEBで行われているでしょう。
店舗情報を検索する際には、GoogleマイビジネスやGoogleマップが利用されている、情報の拡散性はSNSが優れている点からしても、MEO対策とSNSは特に欠かせません。
MEO対策とSNSをに注力したうえで、看板の設置、チラシの配布といったオフラインの集客を行いましょう。
たとえ、自宅サロンで「隠れ家サロンを」コンセプトにしていても、WEB集客を活用しなければ認知されないままで、新規顧客もリピーターも増えません。
そのため、MEO対策とSNSの集客に尽力するために、Googleマイビジネスの設定を見直す、SNSの投稿に統一感を持たせるといった、基礎の部分から見直し集客することが大切です。
ポータルサイトやWEB広告は費用が高額
ポータルサイトやWEB広告は、大きな集客効果が期待できるものの、高額な費用がかかります。競合他社よりも高い順位で表示させるためには、オプション料がかかり、毎月数十万円かかることも珍しくありません。
個人や小規模経営の美容室では、広告にかけられる費用が限られてしまうケースが多く、掲載順位も集客力も中途半端といったことになる可能性があります。
そこでポータルサイトやWEB広告より費用対効果の高い集客方法が、GoogleマイビジネスとSNSです。
どちらも無料で登録・運用ができるため、月額費用がかかりません。掲載するための写真や動画を撮影する、継続的な情報発信が必要といった手間はあるものの、高額な費用はかからないため、広告費用は大幅に軽減できるでしょう。
まとめ
美容院のリピーターを獲得するためには、新規客への対応が重要です。最初の来店時に丁寧なカウンセリングを行い、お客様としっかりとコミュニケーションをとって希望通りの施術を行うことができれば、リピートしてもらえる可能性は高くなります。
さらに、口コミやSNSを上手に活用することでリピート客を増やすことができるでしょう。
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