店舗経営を安定的に続けるためには、集客力の強化が欠かせません。
しかし、世の中には多種多様な集客方法が存在するため、自社にとって最適な手法はどれなのか、そして、どのような戦略を講じるべきなのか、日々頭を悩ませている担当者の方も多いのではないでしょうか。
まずは店舗や企業の集客における問題点を把握し、客寄せに影響を与えている部分を認識することが重要です。
実際にどのようなことが問題点とされるのか、店舗の集客力アップに関するアイデアやコツも合わせて紹介します。
店舗集客を成功させるポイント
サービスの質を向上させる
サービスの質が良くなければ、悪い口コミが広がり、リピーターも獲得できないため、サービスの質が良いことは集客するうえで大前提となります。
現在、食べログやホットペッパービューティーなどの口コミ投稿サイトやInstagramやTwitterなどのSNSが普及しているため、誰でも口コミを世に発信できるようになっています。
ですので、サービスの質を良くすることで自然とインターネット上で拡散されるようになります。
またサービスの質が良いことでリピーターが獲得しやすくなります。
どんなに店内がおしゃれな飲食店でも、料理が美味しくなかったり、従業員の態度が悪いと2度目の来店は無いでしょう。
このようにサービス質が良いことで、勝手にクチコミが広がり新規顧客の獲得ができ、またリピーターの獲得もしやすくなります。
販促への投資を惜しまない
販促とは、顧客に店舗やサービスを知ってもらう機会を作り、販売促進を行うことです。
お金をかけて広告を出すことで客数が増え売上や利益が増えますので、惜しみなく販促にお金を使うことがとても重要です。
「効果があるか分からないからやってない」という方や「どうせ効果ないからやらない」という方も多くいらっしゃいますが、それでは結局売上も利益も増えず、今まで通りとなってしまいます。
コロナウイルス感染拡大のような状況が大きく変わることが起きたときに困らないために、投資出来るときに投資することが重要です。
むやみやたらに費用を出すのも良くないですが、売上を上げたい方や利益を増やしたい方は、まずは販促への投資を考えてみましょう。
集客のための方法
具体的な集客方法としては、アナログな手段であるチラシやダイレクトメールの他に、検索エンジンやSNS、口コミサイトなどを利用する方法もあります。
また、店舗対顧客の集客手段として、アプリを利用したり次回来店予約やクーポン等を活用するといった手段も可能です。店舗の規模や主な利用者の居住エリア、年齢等を考慮して、顧客の目に留まりやすく、利用したいと思わせるようなマーケティングを行うことが重要になります。
集客力というのは、顧客にとって価値あるサービスを持つこと
続いて、集客力とはなに?ということをご説明します。
一般の方が集客力と聞いたとき、「お客さまを呼ぶ力」というイメージを持っている方は多いと思います。
集客力が強い企業=広告をガンガン打っているという企業を思い浮かべるかも知れません。
勘違いしている方もいますが、集客力は広告の多さではありません。
たとえば飲食店の場合、みなさまが価値を感じるところは色々ありますよね!
- 雰囲気
- 店員さんの印象
- 場所
- 値段
- 魅力的な広告
例をいくつかあげるならこんなところでしょうか。
ただこれらを全て極めた店舗が仮にあったとしても、料理が美味しくないといわれている店舗に行くでしょうか?
飲食店であれば料理、美容室であればカットやカラー、といった感じでお客様が最も価値となるサービス=軸になるサービスがしっかりしていないとその店に通うことはありません。
付加価値はその後で大丈夫なんです。
これから紹介する集客力をアップさせる方法も、お客さまが価値を感じる商品やサービスがないのであれば効果は薄いでしょう。
つまりは集客力=お客さまが価値を感じるサービス・商品のことです。
ここはしっかり捉えておきましょう。
そしてお客さまが引き寄せられるのはそんな価値を感じるサービスや商品を提供できるお店なんです。
対象地域へピンポイントでアピール!
実は集客の前に顧客の種類を知ることが重要です
集客する前に、顧客の種類を明確にすることで効率的な集客ができます。
対象となる顧客は「潜在顧客」「見込み顧客」「新規顧客」「既存顧客」「リピーター・優良顧客」の5種類に分けられます。効果的な集客のためには、それぞれの特徴を理解し、顧客の種類に合った集客をすることが大切です。
自社を知っている状態にする
潜在顧客は、自社の商品やサービスを把握しておらず、購入経験のない顧客のことです。この顧客の特徴は、商品やサービスを把握してもらえれば購入の可能性があることです。そのため、自社の商品やサービスを認知してもらうことからはじめます。
また、自社へのニーズを把握することも効果的です。たとえば、飲食店のインターネット検索では、提供している料理の種類自体ではなく「ランチ」や「落ち着ける場所」などの単語がニーズとして挙げられます。この単語を組み込んでSEO対策やMEO対策をすることで、自社の情報を知らせることができます。
購買を促す
見込み顧客は、自社の商品やサービスを把握しているが購入経験はない顧客のことです。この顧客の特徴は自社製品に対する興味はあることです。購入を躊躇させている懸念点を解消し、購入を促す必要があります。
そのためには、クーポンや無料サンプルの配布が効果的です。自社製品の良さを知ってもらうことで、購入につなげられるでしょう。
再購入を促す
新規顧客ははじめて自社の商品やサービスを購入した顧客のことです。自社製品を気に入れば、リピーターになる可能性の高い顧客といえるでしょう。
そのため、新規顧客へのアプローチ方法は、再購入を促すことです。
クーポン配布や割引セールなどを実施することで、次回に購入する動機付けの効果が期待できます。
既存顧客|定期購入を促す
既存顧客は、自社の商品やサービスを何度か購入した経験のある顧客のことです。定期的な購入にまでは至っていないため、定期購入を促す必要があります。
定期購入をしてもよいと考えている既存顧客が、定期購入に至らない理由のひとつに、忙しくて忘れたというものがあります。このような顧客に定期購入を促すためには、アプリやDMを使用してリマインドをすることが効果的です。
ほかにも、複数回の来店で特典のつくスタンプカードや、次回来店時に使用できるクーポンなどを配布することで、定期購入を促せます。
信頼を維持する
リピーター・優良顧客は、自社の商品やサービスを何度も購入している顧客のことです。この顧客は、安定した売上の確保には欠かせません。そのため、信頼を維持して今後も購入し続けてもらう必要があります。
信頼の維持には、来店時の接客姿勢はもちろん、リピーター・優良顧客限定のサービス提供が効果的です。顧客満足度を高め、信頼を損なわないアプローチをする必要があります。
まとめ
集客は、「誰に」「どのような方法で」行うかを明確にして行う必要があります。
固定客を掴むことで、売り上げを安定させ新規のお客様獲得に向けた集客活動を行うことができるでしょう。
自店をどのようにしていけばわからないという方は、ご相談いただければと思います。
弊社、盟生総研では、今まで500社以上の依頼、相談を受けてきました。
無料相談もしているので、気になったら連絡くださいね♪
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