こんにちは、佐々木です。
今回はフリーランスや個人事業主にとって必須と言っても過言ではない、セルフブランディングについて解説していきます。
会社や組織の看板を使わずにビジネスを拡大するには、自分自身(セルフ)の価値(ブランド力)を上げるのが手っ取り早い方法の一つになります。
特に最近は独立するためのスキルを身に付けて、自由な働き方をしているフリーランスや個人事業主が急激に増加しています。独立したばかりだからこれから個人の価値を高めていきたい、という方やブランディングが大事だというのは何となく分かるけど実践までは出来ていない、という方はぜひ最後までご覧ください。
この記事を通してステップバイステップで、個人をブランディング していく方法をご紹介します。
セルフブランディングとは?
まずはセルフブランディングについて明確に定義付けをするところから始めましょう。
言葉通りですがセルフブランディングというのは『自分自身をブランド化する』ことです。
あなたという存在の価値を他と差別化したり、独自のアピールを盛り込んだり、顧客との信頼を構築したり、見込み客への認知を行なったり、全ての活動がブランディングに繋がります。
少しだけ日常生活を思い返してみて欲しいのですが、ブランド商品と言うだけで安心感や信頼感、保証されてる感などを感じませんか?これをあなたのビジネスにも取り入れていくことがブランディングの大きな効果です。
セルフブランディングを行うメリット
では、自分自身をブランディングすることで一体どんなメリットがあるでしょうか?
あなたもお客さんの目線に立って、1分ほどじっくり考えてみてください。
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いかがでしょうか。どんな答えが出てきたでしょうか?
きっとあなたの回答もどれも間違ってはいないと思いますが、幾つか分かりやすいメリットをご紹介しておきます。
1.親近感を感じやすくなる
セルフブランディングを行う際は個人の『価値観や人柄』を発信していきます。特にフリーランスや個人事業主の場合、人柄や価値観、物語を発信している人は上手くいっているケースが多いです。
同じようなサービスが同じような価格でズラッと並んでいたら、最終的に何を基準にサービスを購入するでしょうか?人によるかもしれませんが、最終的には”サービス提供者がどんな人か”をみて判断するかと思います。
商品やサービスの説明だけを発信するのではなく、自身の価値観や人間性を盛り込んで発信することがセルフブランディングでは重要になります。
2.ライバルと差別化を図ることができる
セルフブランディングを行う際は、あなたの強みや持っているスキルを分かりやすく明確に発信していきます。ライバル(競合)が持っていない、あなた独自の強みがあると非常に効果的です。
あなた自身の経歴・実績・物語・価値観などを数字や体験談を交えて発信していくことで、あなたがどんな人なのかという人間性が伝わります。
ここで気をつけなければいけないのは、差別化をすることに意識を集中しすぎて事実とは異なる印象を作り上げてしまうことです。最悪の場合、ブランディングどころか自分自身の信頼やイメージを地に落とす可能性もありますので、事実だけをベースに作り上げていきましょう。
3.ポジションを確立しやすくなる
ライバルと差別化することにより、あなたが強みを持っているマーケットでポジションを確立しやすくなります。
例えばあなたがダイエットのコーチをしていて、自宅で出来る二の腕痩せのノウハウを持っていたとします。この強みを発信し続けることによって、二の腕痩せをしたい時はあなたに頼めば良いんだ、と顧客が認知し始めるとポジションが確立されてきます。
ポジションを確立してしまえば、見込み客があなたの強みやスキルを見た時に、既に信頼をした状態で『商品が欲しい・サービスを受けたい』と依頼してくれるでしょう。
セルフブランディングを始める具体的なステップ
次にセルフブランディングを始めるためのパーツと組み立て方を紹介していきます。
セルフブランディングをするためには、自分自身をしっかりと理解していないことには始まりません。自分の得意分野やスキル、実績などをリストアップしてみましょう。
1.あなたの経験値をリストアップする
あなたがこれまでどんなことを学んできて、どんな得意・特技を持っていて、どんなスキルを習得しているのか?これなら誰にも負けない自信がある、というものをリストアップしてみましょう。
深く考えすぎずに少しでも専門性があると感じるものはどんどん書き出してみて下さい。
2.これまでの実績や成果をリストアップする
1でリストアップした得意・特技・スキルで成し遂げた実績や成果を出来るだけたくさんリストアップしてみましょう。これはあなた自身の実績や成果でも良いですし、指導したクライアントの実績や成果でも問題ありません。
これはあなたの価値の裏付け、信頼感、信憑性、権威性に繋がってくる部分になります。
3.ターゲットを明確に設定する
あなたの強みや成果などをリストアップしたら、それを誰に伝えたいのかを明確にします。あなたのサービスや商品は誰のためのブランドなのかを明確に決めるステップです。
誰に届けるかが曖昧なままだと、ニーズを生まない自己満足なブランディングになってしまいがちです。そう言った方向ミスを無くすためにも、必ずこのステップでターゲットにする市場を決めます。
例えば、あなたの提供するサービスが、二の腕専門のダイエットコーチの場合。とにかく体重を減らしたいという男女やマッチョになりたいという男女がターゲットでは無いことは分かります。二の腕のぷるぷるに悩んでいる人を考えてみると、お酒好きの30代女性?出産後に太ってしまった女性?などターゲットの姿が見えてきます。
このようにターゲットの姿が想像できたら、どんな価値やメッセージを伝えれば心に刺さるかがより鮮明になってきます。ピンポイントな部位が気になるということは、美意識は高い傾向がありそうです。ならば若々しい姿に戻ることを軸に考え、『20代の美しさを取り戻す』というコンセプトでブランディングしよう、と決定できます。
4.あなたのストーリーを伝えよう
人は宣伝や広告を嫌う傾向がありますが、ストーリーはつい聞き入ってしまうものです。どんな人も生まれてから今に至るまで、様々な経験をしてストーリーの中に生きているからです。
これまで考えてきた幾つかのパーツを元に、ブランディングストーリーを作っていきます。ストーリーまで人と被ることは絶対に無いので、この時点でオンリーワンの存在になります。
・あなたはどんな人なのか
・どんな経験をしてきたのか
・今はどんな活動をしているのか
・その活動をする理由はなにか
・どんな理念で事業を行っているのか
この様に自身の強みや経験・実績をストーリーに織り交ぜながら構成しましょう。このストーリーはHPやブログの自己紹介ページなどに掲載しておくと良いですね。
ここで大事なのは始まりから終わりまで一貫性を保つことです。途中で発信している内容がブレてしまったり、言ってることがさっきと違うな、と思われないように注意しましょう。
5.実際に発信してみよう
ここまでのパーツを揃えたらブログやSNSで自身のことを発信していきましょう。
ホームページやFacebook、Twitter、Instagram、YouTube、LinkdInなど、あなたの価値を発信できる媒体はたくさんあります。全てにおいて見込み客となる可能性のある人はいますし、アピールのチャンスは転がっています。
全て手を付けるのが難しければ、まずはホームページ+SNSをどれか一つで始めてみましょう。全て頑張るぞーと言って更新が止まってしまっては意味がありません。定期的に発信し続けることが何よりも重要です。
セルフブランディングの可能性
個人で生きるという選択肢が当たり前になってきた今だからこそ、セルフブランディングを正しく出来ているかどうかは大きなポイントになってくるでしょう。
特に独立したばかりのフリーランス・個人事業主の方は、ライバルとの差別化を図りながら自分の価値を上げるためにぜひ実践してみて下さい。
今回お伝えしたポジショニングやターゲティングについてもっと詳しく知りたいという方は、盟生総研のオフィシャルLINEで特典としてお渡ししている『お問い合わせを獲得できるメディア構築講座』をぜひ参考にしてみて下さい。
それでは!