最近よく耳にするデジタルマーケティングですが実際はどういうことなのか知らない人が多いのではないでしょうか?
今後はさらに「デジタルマーケティング」が重要になってくると言われています。
今回は、デジタルマーケティングの基礎基本について紹介していきます。
デジタルマーケティングについて解説
デジタルマーケティングとは、デジタル技術を用いたマーケティングの手法になります。
デジタル技術を活用したマーケティングとは、例えばインターネット、アプリ、デジタルサイネージ、IT技術,AI技術など、かなり広い領域にわたります。
デジタルマーケティングの概念や定義は、団体やマーケターによって異なり、十人十色の概念や定義が存在しています。ですがどれが正しくどれが間違えっているか。そう言ったわけではなく色々な視点からデジタルマーケティングを捉えているかによって何を重視するかが異なるため、人それぞれに定義や概念が生まれているのです。
デジタルマーケティングとWebマーケティングの違いを解説
デジタルマーケティングと似たような言葉でWebマーケティングという言葉があります。デジタルマーケティングはデジタル技術を駆使したマーケティングのため非常に範囲が広く、Webマーケティングはデジタルマーケティングの一種になります。
webマーケティングは、Webサイトやインターネットを活用したマーケティング手法なの対して、デジタルマーケティングは、Webサイトやインターネットに加え、アプリやAIなどかなり幅広いマーケティング手法です。
デジタルマーケティングとインバウンドマーケティングの違いを解説
デジタルマーケティングに似た言葉が他にもあります。それはインバウンドマーケティングです。こちらも違いがよくわからずに混合されている人も多いでしょう。しかしこれらは異なるものです。
インバウンドマーケティングとは、見込み顧客の方からサービスや商品を見つけてもらうプル型のマーケティング手法のことになります。SNSやブログ、YouTubeなどの動画コンテンツ、eBookなどで顧客を惹きつけます。
ちなみにインバウンドマーケティングの逆として使われる手法がアウトバウンドマーケティングです。
これは、営業やテレアポなど見込み顧客を追いかけるプッシュ型で行うものです。
インバウンドマーケティングがプル型に限定したマーケティング手法に対してデジタルマーケティングはプル型だけでなくプッシュ型の施策も取り入れることがあります。
インバウンドマーケティングもデジタルマーケティングの一部になります。
デジタルマーケティングの活動で得られたデータや資産を活用し、インバウンドマーケティングを行う時もあればアウトバウンドマーケティングを行う時もあります。
デジタルマーケティングの主な手法と施策
デジタルマーケティングの代表的な手法6つを具体的な施策を含めて紹介していきます。
SEO(検索エンジン最適化)
SEO(検索エンジン最適化)とは、GoogleやYahoo!に代表される検索エンジンで、自社のWebサイトを検索結果の上位に表示させる手法になります。
SEOによって検索結果で上位を獲得すると、月々の広告費などをかけずにWebサイトにアクセスを集めて認知度を向上させることができることができます。
SEOの基本はユーザに対して有益でわかりやすい情報を掲載することです。
なので日々サイト構造の見直しや改善が重要になります。
また、上位表示を狙う際はキーワードごとに記事コンテンツを作成したり、キーワード特化したサイトを構築するのがSEO施策になります。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、価値ある情報の提供を行うことによって潜在顧客にアプローチし、売上やお問い合わせを増加していく手法です。継続的な記事コンテンツによる情報発信を行うブログやオウンドメディア、あるいは整理された情報のコンテンツのダウンロードを促すホワイトペーパーなどの施策があります。
良質なコンテンツを提供することによって、潜在顧客は商品やサービスに関する知識を深め、興味や関心を強く持つようになり、購入やお問い合わせなどのアクションへ繋がります。
こうした潜在顧客へのコンテンツ提供による育成を、マーケティング用語ではナーチャリングと呼び、潜在顧客を見込み顧客、顧客へと育てていく効果がコンテンツマーケティングには期待ができます。
SNSマーケティング
SNSとは、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを活用して、自社商品やサービスの存在を認知させ、Webサイトや公式LINE等へ誘導する手法になります。
1回の投稿によって潜在顧客やフォロワーに伝えることができるメッセージは限られていますが、常日頃からの情報発信によってブランドへの愛着を深める効果があります。
また、ソーシャルメディアは双方向コミュニケーションが可能であるため、運用方法を工夫することで、商品やサービスに強い愛着を持ったファンの獲得も可能になります。
Web広告
Web広告は、ターゲットとなる顧客層を利用するメディアなどに広告を掲載することによって、Webサイトへのアクセスを増加させるデジタルマーケティングの手法です。
Googleなどの検索エンジンに広告を掲載するリスティング広告や他社のサイトに広告を表示させるディスプレイ広告、SNSに掲載できるSNS広告などがあります。
SEOやSNSマーケティングは徐々に広がっていくのに対して、Web広告は即効性の高い手法になります。なので、短期間で集客を実現することも可能になります。
アクセス解析
アクセス解析とは、Webサイトを訪れた潜在顧客の動きを注意深く観察することによって、Webサイトの改善やキーワード選定などを行うデジタルマーケティング施策です。
デジタルマーケティングのさまざまな施策によってWebサイトへの流入が増加亜しているものの、思うように売上やお問合せが増えないケースはよくあります。
そう言ったときにアクセス解析を行うこと絵、検索エンジンで検索されたキーワードや訪れた時間、サイトの滞在時間などを詳しく確認し、分析することができます。
動画マーケティング
動画マーケティングは、近年のデジタルマーケティングにおいて最も伸び代があります。主にYouTubeやTikTokを活用して動画による商品やサービスの訴求を目指します。
テキスト文章や写真、画像などでは伝えづらかった商品やサービスのみ旅行を短時間で伝えることができるのでブランディングにも大きな効果があります。
動画は、視覚だけでなく音声や音楽によって聴覚にも訴えかけることができ、また一定の滞在時間を確保できますので、視聴者の記憶に残りやすい傾向にあります。
ただし、動画制作は他のメディアと比較してコストが高くなりますので、費用対効果については十分に考慮する必要があります。
デジタルマーケティングで重要な2つのポイント
デジタルマーケティングには様々な手法があります。なんとなく「やりやすそう」「やってみたい」と言った理由で施策を進めても、思ったように効果が出ないこともあります。
デジタルマーケティングの施策を行う上で理解しておくべきポイントを解説していきます。
ターゲットとなるユーザーを理解する
デジタルマーケティングは、本質に立ち返り、ターゲットユーザーをしっかりと理解しることが重要になります。
例えば、転職サービスの新規事業でデジタルマーケティングを活用したい場合、転職意欲の高いユーザーとはどのような人で、オンライン、オフラインでおのような行動をしているのかといったペルソナの設計をする必要があるでしょう。
ユーザーの状況を理解することで効果的なコミュニケーション施策や、デジタルマーケティング手法を見つけていくことができます。
デジタルマーケティングは、始まれば必ず効果が出る「ドラえもんの秘密道具」と思われがちですが、しっかりとコミュニケーション設計をしていないと成果を出すのは難しくなります。
「誰に」「どこで」「どのように」コミュニケーションをとるべきかを整理していくことが、デジタルマーケティングを成功に導く最初のステップと言えるでしょう。
行っている施策の目的を明確にする
デジタルマーケティング「資料請求やお問合せなどコンバージョン数を増やしたい」「LTVを向上させたい」「新規顧客を獲得したい」など、企業によってさまざまです。この目的を定義することによって、投資した費用に対してどれだけデジタルマーケティング施策が有効であったかを判断することができます。
何のためにデジタルマーケティングを活用しているのかといった目的の定義をすることで、各施策に適切な投資判断や効果測定を行うことができます。
まとめ
今回は、デジタルマーケティングについて解説してきました。
デジタルマーケティングを理解して実行するかどうかで今後の事業がうまくいくかどうかが決まるといっても過言ではありません。是非この内容を自分の事業と照らし合わせてみましょう。
と言われても完全に理解するのは難しいですよね。盟生総研では、マーケティングのご支援の方させていただいております。また、無料相談も受け付けております。少しでもマーケティング面に不満を抱いていたり、今後の事業展開に不安がある際はお気軽にご相談ください