こんにちは。盟生総研株式会社の赤澤です。
今回は、Webサイトの表示速度について記事を綴っていきます。
あなたの商品・サービスの、Web上での入口となるWebサイト。見に来たお客様が、あなたの商品・サービスに興味を持つような工夫はされていますでしょうか?環境を整えたり、工夫を施したりすることは、購買意欲を高めるので非常と重要となります。
そしてWebサイトの環境として1つ重要なのが「表示速度」。あなたのWebサイトのページ表示速度はきちんとチェックしていますか?
「たかが表示速度でしょ…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このWebサイトの表示速度があなたの商品・サービスへのコンバージョンを妨げているかもしれません。Webサイトの表示速度はそれほど重要なものです。
今回はそんなWebサイトの表示速度がどのような影響を与えるのか、その対処法について記事を綴っていきます。
「Webサイトの表示速度を改善すると、コンバージョン率が上がった」ということもありますので、ぜひこの機会に見直してみてください。
Webサイトの表示速度はSEOにも関係している!?
第一に、Webサイトの表示速度はSEOに関係していると、Googleが公表をしています。また、Googleは、検索のページ表示速度をランキング要素に加える「スピードアップデート」を導入しておりますので、大きくSEOに影響していることが伺えます。
Googleの評価の大きな基準として、「ユーザーの役に立つ」内容であることが大きな基準となりますので、Webサイトの表示速度が遅いということはそれだけでユーザーにとってデメリットです。そういった点から、SEOに関係しているのかもしれませんね。
Webサイトの表示速度が遅いことによるデメリット
Webサイトの表示速度はSEOにも関係していることは理解していただけたと思いますが、Webサイトの表示速度は遅いことによってもたらされるデメリットがまだまだあります。どのようなデメリットがあるか見ていきましょう。
直帰率の上昇
Webサイトの表示速度が遅いと直帰率が上昇してしまいます。直帰率とは、全体のセッション(ユーザーが訪問すること)のうち、別のページに飛ばずに訪問したページしか見なかった確率のことを言います。
また、直帰率が高いということは、そのWebサイトに訪問したユーザー達の滞在時間も低いということが考えられるでしょう。
SEO対策をして検索の順位を上げたいということであれば、Googleに評価されるWebサイトを創りこんでいくことが必要ですが、Googleの評価にはこの直帰率と滞在時間も大きく影響しています。内容が大切なのはもちろんですが、直帰率が低く、滞在時間が長いということは、それだけWebサイトに訪問したユーザー達が興味を持って読み込んでいるということなので、Googleの評価は上がるようになります。
つまり、Webサイトの表示速度が遅く、「直帰率が高い」「滞在時間が短い」ということであれば、Googleの評価は上がらず、検索順位も上がりません。検索順位も上がらないということなので、訪問者も増えないことが考えられます。
コンバージョン率への影響
Webサイトの表示速度が遅いと、前述したように直帰率が高くなってしまい、滞在時間も短くなってしまうことから、あなたの商品・サービスへのコンバージョンも低くなってしまうでしょう。
あなたのWebサイトを見に来たはずなのに、表示速度が遅いので閲覧するのを辞めて、他商品・サービスのWebサイトに流れてしまうという可能性は十分にあります。そうして他の競合の商品・サービスを購入まで至ったとすると、あなたはご自身の商品・サービスのコンバージョンの機会損失をしたということになります。
経営者として、コンバージョン率が上がらないというのは死活問題に等しいでしょう。
Webサイトの表示速度はどうやってチェックするの?
Webサイトの表示速度が遅いことによってあなたのビジネスの大きなデメリットがもたらされることはご理解頂けましたでしょうか?ではここからは、実際にWebサイトの表示速度はどのようにチェックするのか、チェックの方法をお伝え致します。チェックしてみて、通常の速度であれば問題ないですが、極端に遅かったり、閲覧しているユーザーがストレスを感じるレベルであったりするならば、改善していきましょう。
Webサイトの表示速度は、無料で簡単に計測することができます。測定方法は代表的なものが2種類あります。
Google PageSpeed Insights
Page Speed Insightsは、Googleが提供しているページパフォーマンスを測定するツールです。URLを入力すると、速度を100点満点で計測してくれます。
モバイル版、PC版の両方のページ表示速度の測定結果が確認でき、修正が必要な項目や改善方法も提示してくれるので、取り組みやすい項目から改善していくことができます。
Google Analytics
もう一つは、Google Analyticsで測定する方法です。Google Analyticsは、主にサイトの分析を行うツールですが、表示速度の計測も可能になっています。平均読み込み時間、平均リダイレクト時間、サーバーの平均接続時間、ページの平均ダウンロード時間など、Webサイトの様々な詳細を計測して分析ができるのです。
Google Analyticsを入れると、表示速度はもちろん、様々な分析・改善に活かせるので、ぜひ導入なさってみてください。
表示速度を改善するには?具体的アクション3選
では、自分のWebサイトの表示速度が確認できて、表示速度が遅かった場合は、教示速度の改善をしましょう。先ほどお伝えした、Google PageSpeed Insightsにも表示がされることも含めて、表示速度を改善するためのアクションをお伝え致します。
画像の最適化
「画像を最適化する」というのは、簡単に言うと画像のファイルサイズを下げることで、画像は使用するサイズにあわせトリミングを行いましょう。そうすることで、容量を抑えることができ、Webサイトの表示速度も上げることができます。
画像によって、適切なファイルフォーマット(PNG、JPEG、GIF、SVG)に変更したり、画像のリサイズを行って、画像の最適化を行いましょう。
リソースの圧縮
リソースとは具体的には、HTMLやJavaScript、CSSなどのソースのことを言います。HTMLやJavaScript、CSSのコードに含まれる、余分な改行や余白などを削除することでファイルサイズが軽くなり、表示速度を改善することができます。
余分や改行や余白などは1つ1つの容量はかなり少ないです。しかし、数が積み重なると容量を圧迫する可能性もありますので、圧縮が推奨されています。手作業でも可能ですが、自動で圧縮してくれる便利なツールを活用して効率的に実施するのがオススメです。
画像や動画、アニメーションなどを減らす
Webサイト内の画像・動画を少しでも減らすと、表示速度の改善に繋がりますが、Webサイト内のアニメーションなども案外容量が多くなることもあります。Webサイト内に工夫を凝らしたい一心で、アニメーションなどを増やすのはもちろんいいですが、それで表示速度が遅くなってしまって、ユーザーが閲覧してくれなくなると、本末転倒です。無駄なアニメーションなどは少しでも省いて、表示速度の改善をしましょう。
表示速度ですべてが決まるといっても過言ではない!
いかがでしたでしょうか?Webサイトの表示速度が遅いだけでも、あなたのビジネスに大きなデメリットを与えてしまうため、早めの改善が重要です。そしてさらに、Webサイトの表示速度を改善しても、コンバージョンに繋げたいのであれば、さらなるWebサイトの工夫が必要かもしれません。顧客の心理や、行動を考えて、どうすればコンバージョンに繋がるか考えてみましょう。
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