こんにちは！盟生総研株式会社の堀井です！
パーソナルジムを開業するに際して、集客は非常に重要な項目となります。
初めて個人事業主としてパーソナルジムを始める場合、どのように集客して良いのか分からない方も多いでしょう。実際に集客しながら覚えていくと言う方法もあります。
しかし、事前にノウハウを知っておけば、もっと円滑に宣伝をする事が出来るはずです。パーソナルジムの集客方法と、集客する際のポイントについてチェックしていきましょう。
通常のジムとパーソナルジムのトレーニングとの違い
- 専属のトレーナーがつきっきりで指導してくれる
- トレーナーが体型にあったメニューを1人1人に合わせて組んでくれる
大きな違いはこの2点です。
通常のスポーツジムでは基本的に1人でトレーニングを行いますが、パーソナルトレーニングジムでは専属のトレーナーの指導の元でトレーニングを行います。
更にトレーニングだけではなく、ダイエットメニューの作成・食生活の改善・メンタルサポートなど幅広いサポートをしてくれます。
トレーナーはその筋のプロ。「太ももだけ痩せたい」とか「筋肉はつけすぎたくない」といった利用者1人1人によって異なる要望にもどう応えればいいかを熟知しています。
まず大前提として大事なこと
・ターゲットを絞る
・差別化ポイントを明確にする
この2つもとても大切なことです。
ひとつ一つ見ていきましょう。
ターゲットを絞る
ターゲットを絞る際に用いるマーケティング用語で、「ペルソナ」という言葉があります。
事例を見るとイメージしやすいと思うので、スープストックトーキョーの例を見てみましょう。
これくらい、明確にプロフィールを決める、そしてたった一人に絞っていきます。
このペルソナ像をつくることで、パーソナルトレーニングジムをOPENする際に、
- どの場所に出すべきか？
- どんな内装にするべきか？
- テーマカラーは何にするべきか？
- 店名は何にするべきか？
- サービス内容や料金設定は？
あらゆる「？」への解答が見えてきます。
あなたのジムでは、ターゲットを一人に絞っていますか？
差別化ポイントを明確にする
ペルソナを設定した次は、そのペルソナが刺さるような強みを明確にすることです。
大手のパーソナルトレーニングジムがあり、最近では個人店のジムもどんどん数を増やしてきています。
パーソナルトレーニングジムのHPでよく目にする、
- 完全プライベート空間
- オーダーメイドのプログラムを提供
- 3食しっかり食べて痩せる食事指導
差別化の強みとして、こういった言葉をよく目にしますが、業界で使っているところが多く、なかなか差別化ポイントになるのが難しかったりします。
「他がやっていないサービス」「それ自体は他がやっていても、ここまで突き詰めているところはない」「ターゲット自体が、他と違うところを狙っている」といったことを考えていくと、差別化ポイントのヒントになります。
ペルソナを決定する
決めたペルソナが喜ぶ差別化ポイントを明確にする
この2つのセットも大切です。
ユーザーが、ジム選びの際に確認する６つのポイント
まずは、ユーザーがジムを選ぶ際、どのようなポイントを見ているのかをまとめました。
通いやすい場所かどうか？
スポーツジムやパーソナルジムの場所や営業時間を確認し、通いやすいスポーツジムやパーソナルジムかどうかを把握します。
スポーツジムやパーソナルジムの設備はどうか？
トレーニング機器やシャワールームやパウダールームの有無など、スポーツジムやパーソナルジムの設備の充実度合を確認します。
各種レンタルサービスの有無は？
フェイスタオルやバスタオル、トレーニングウェアなどの貸し出しがあると利用者は手ぶらでスポーツジムやパーソナルジムを利用できます。ジムへ向かうときやトレーニング後に身軽であることは、ジム選びで大きなポイントとなります。
トレーナーとの相性や質はどうか？
パーソナルトレーナーやフィットネスインストラクターとの相性やコミュニケーション力、親身になってもらえそうか、笑顔で対応してくれるのかなどパーソナルトレーナーやフィットネスインストラクターの人柄を確認します。
ジムの料金やプランがどうか？
スポーツジムやパーソナルジムを選ぶ際に、料金やプランを確認します。費用が高めの場合、納得させることができる根拠が必要になります。
無料体験や無料カウンセリングはあるか？
パーソナルトレーナーやフィットネスインストラクターとの相性だったり、ジムの設備、レンタルサービスなどは、実際に、ジムで体験できると印象が変わりますので、無料体験やカウンセリングがあるとスポーツジムやパーソナルジムの良さを確認できたり、直接ＰＲする機会にもなります。
集客の前に知っておくべきマーケティングの基礎知識
パーソナルジムの集客に限った話ではないですが、効果を出すためには、集客する前に必ず「マーケティング」について理解しておく必要があります。
マーケティングと聞くと「集客全般の施策」と思われる方も多いと思いますが、実際マーケティングは「売れる仕組みを作ること」を指します。
つまり極論、あなたが営業活動をしなくても顧客がパーソナルジムに勝手に予約し、売り上げが自動的に発生し、勝手にリピートしてくれる。その仕組みを作るのがマーケティングです。
そのマーケティング施策を実行するにあたり「購買サイクル」について理解しておきましょう。当たり前の法則ですが、ここを理解しているのとないのとでは集客の効果が全く変わってきます。全く難しくないので、下記を見てご理解ください。
購買サイクル
購買サイクルとは、見込客があなたのサービスを知り、実際に購入し、商品に満足してリピート客になるまでの一連のステップを指します。具体的に購買サイクルは下記になります。
- 認知
- 興味
- 検討
- 購入
- 継続
- 応援
つまりこれら全ての行動に対して施策を実行し、それぞれ仕組み化すれば「売れ続ける仕組み」を構築でき、月間売上100万円以上を安定的に売り上げることは全く難しくないでしょう。
パーソナルジムの集客のポイント
複数の集客方法を紹介しましたが、それらの方法をただ実践するだけではなかなか結果に繋がらない事も多いのです。非効率的なやり方で集客してしまい、掛けた手間に対して十分な成果が得られない事は珍しくありません。
また、SNSやホームページなどを見てパーソナルジムに来た人が、100％入会してくれる訳ではない事も忘れてはいけない点です。成約率を高めるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
パーソナルジムの集客を行う際は、以下のようなポイントを意識すると良いでしょう。
無料カウンセリングを用意する
集客を成果に結び付けたいのであれば、パーソナルジムに来た人が気軽に受けられる無料カウンセリングを用意しましょう。
しかし、簡単なヒアリングや入会時に掛かる料金などを説明した上で、初歩的なトレーニングを体験してもらうだけでも問題ありません。お客さんがどんな目的でジムに通おうと考えているのかニーズを掴んだ上で、満足の行くサービスを提供出来る事を伝えられればと思います。
パーソナルジムのターゲット層を想定する
集客方法を検討する際は、パーソナルジムの主なターゲット層を想定する事をお勧めします。年齢や性別などのターゲット層の属性が決まれば、それに応じた集客方法を考えやすくなるからです。
例えば、若い世代の女性をターゲット層にするなら、InstagramなどのSNSを中心に集客した方が効率的になるでしょう。また、広告を作成する際は、ダイエットやボディメイクなどジムの方向性を打ち出す事が大切です。
ターゲット層が解決したいと考えている悩みや不安に対応した広告を出す事で、入会の見込みのあるお客さんの割合を増やしやすくなります。
ジムに通った場合の未来をイメージしてもらう
集客をする際は、パーソナルジムにあるマシンや設備について説明するだけでは不十分です。これまでジムに通った事がない場合、マシンごとにどんな成果が期待出来るのかが分かりませんし、設備の価値も理解しにくい場合があります。
ジムに関する情報を並べるだけでなく、入会して通った場合の未来の姿をイメージしてもらう事が大切です。「気になる贅肉をケアしてスタイルが良くなる」「定期的に運動する事で疲れにくくなる」など、具体的な将来像をしっかり提示出来れば、成約の可能性はぐっと高まります。
もっとも多くのジムで取り入れている方法として、ホームページでビフォー・アフターの写真を掲載するなど挙げられます。
サービスの質は集客でも非常に重要
パーソナルジムとして提供するサービスの質も軽視してはならないポイントです。利用者を増やす事を考えると、どうしても集客だけに目が向いてしまいがち。
トレーナーであるあなた自身の体型はもっとも分かりやすいトレーニングの実績と言えます。集客の工夫はもちろん大切ですが、サービスの質を上げる事が何よりの基本である事を忘れてはいけません。
サービスを向上させる事で、口コミによる紹介だけでなく、継続をしてもらえる確率も高くなるメリットもあります。
競合するジムのホームページなどをチェックする
パーソナルジムのホームページを作成する際は、競合するジムのホームページをチェックしてみるのもいいでしょう。タイトルの付け方や見出しの内容、掲載されている画像や動画の数など様々な点が参考になります。
しかも、周辺のパーソナルジムは、同じキーワードの検索結果として表示される事が多いのです。コンテンツの質やSEO対策で上回るホームページを作れれば、集客や知名度も向上していくことでしょう。
まとめ
パーソナルジムの集客方法には様々な物があります。無料で始める事が可能で拡散力も高いSNSはお勧めの方法です。
ホームページやブログも、トレーニングの情報を解説する事でジムの信用度を高められます。SEO対策だけでなく、ポータルサイトへの登録やリスティング広告の出稿などの施策を取る事も可能です。
Youtubeは動画撮影の手間が掛かるものの、ジムの雰囲気を伝えやすい方法と言えます。チラシやポスティング、看板広告や中吊り広告などオフラインの集客も忘れてはいけません。
また、口コミでの紹介は入会してもらいやすい集客です。集客する際は「無料カウンセリングを用意する」「ターゲット層を想定する」「競合するジムのホームページをチェックする」などの準備を欠かさないようにしましょう。
ジムに通った場合にどんな結果を得られるのかが伝われば、成約率も高まるはずです。サービスの質を向上させる事は集客にも繋がる重要な項目となります。
盟生総研株式会社では、500社以上の依頼を受託してきました。
無料相談もあるので、お困りの方はご連絡していただければと思います。
