一人個人事業主から法人化、会社経営者になって思うことを綴る

こんにちは、葛西です。

23歳から個人事業主として独立し、現在31歳となりますがようやく昨年に法人化しました。

理由としてはさまざまですが、一番の理由としては一人で事業をやっていくのに飽きた。ワクワクしない。というのが大きいでしょうか。

人との関わりが苦手だからこそ、一人でやっていきたいと独立当初考えていた私も、最近は仲間と共に活躍していきたいという想いが強くなりまして、もちろんのこと活動していく中で会社経営者になることは甘いものではないということも実感しています。

 

2022年6月にてちょうど1期目の決算の月となりますが、私と専務2人で始めた会社が、現在は私を含めた役員が3名、社員が3名、他アルバイトや外注様等、たくさんの関わりを持たせていただくことができています。

約7年間、一人で個人事業主として活動してきた中で法人成りし、会社経営者(雇用主)になってきた過程で私自身が感じていることを今回の記事では綴っていきます。

目次

一人個人事業主から法人化、会社経営者(雇用主)になって大切にしていること

今現在、私が人材の雇用をして会社経営をしていく上で大切にしていることは大きく分けて以下の4つです。

・どんなに苦境に立たされようとビジョンを見せ続け、共に奮起する。

・社員は焦ることなく長い目で成長を見守っていく。

・共に働いてくれていることに心から感謝する。

・自身の器の拡張の為に、常に学び続ける。

一つずつお伝えしていきます。

どんな苦境に立たされようとビジョンを見せ続け、共に奮起する。

フリーランスから株式会社を設立、雇用主になってまずとても感謝していることは役員や社員(仲間)が出来たということです。

そしてどんなに大変なことが起きたとしても、ビジョンを見せ続け、共に奮起する。

コンサルタントという仕事柄、経営者様のご相談に乗ることが多く、その際に時折「社員がついてこない。社員のやる気がない。」ということを相談してくる方がいらっしゃいますが、その多くが社長様自身の持つビジョンに共感されていないor社長様自身のビジョンが不明確なのかもしれないと感じています。多くの人はやりがいというものを求めている気がします。

 

我々の仕事はなんの為にあるのか。そして我々は今の仕事を通して誰にどんなことを貢献していくのか。

その貢献はどんな先々の未来につながっていくのか。

 

雇用主と就労者というただの雇用関係というつながりだけではなく、共にがんばる理由を共有し、俺たちはみんなでここに行くんだ。という社長自らが強い決意を示し、そこに仲間の決断を引き出させる必要があります。

 

そのメッセージは志に昇華し、多くの協力者が現れてくれるものだと感じています。

社員は焦ることなく長い目で成長を見守っていくこと

2つ目は社員の成長を見守っていくことです。

一人事業から人材を雇用するときに多くの方に共通して立ちはだかる壁というのがあると感じています。

この話もよーく出てくるのですが、それは自分がやった方が早い。ということ。

自分がやれば早いのは当然なのですが、一人で出せる馬力と時間には必ず限界があります。

 

これまで自分一人でやっていくことに限界を感じた私自身は、最近は特にみんなに任せてお願いした方が圧倒的に早いと感じています。

そして、すぐに成果を求めるのではなくこの人は必ず自分で成し遂げる人なんだ。と信じて任せていく。

 

うまくいかないときはすぐに答えを出すのではなく、自分たちで考えるスペースを与え、ヘルプはせずサポートをする。

社長というのは会社においては身分は一番下であり、彼らがより働きやすい環境整備に努め、下支えをしていく。

そんな意識を持って取り組んでいます。

共に働いてくれていることに心から感謝する

3つ目に感謝し続けること。

人間には依存→自立→相互依存のステップが存在します。

人間は成果を出せば出すほど、役職が高くなればなるほど、自身のエゴが強くなる傾向にあると感じます。

 

トップに立てば立つほど、自身のエゴを削る工程が次のステージに行くには必要だと感じています。

社長は偉い。とか。俺がお前らを雇ってやってんだぞ。という自立したエゴが強くなると人は誰もついてこないと感じます。

 

私自身、それを何度も繰り返してきた経験があります。

結果的に自身のエゴを強めすぎると誰もついてきてはくれなくなるということがわかりました。

 

尊重し受け入れ、感謝し、共に成果にこだわること。

これがとても大切だと感じています。

自身の器の拡張の為に、常に学び続ける

最後には自らの器の拡張の為に、常に学び続けることが大切だと思っています。

常に生産性のある日々を過ごし、高めていく。

自らの器を拡張していくからこそ、より多くの発展が見込めると感じています。

 

最近思うことは事業が発展していかないという理由に対して、景気のせい、情勢のせい、社員のせい、人にせいにするのはすんごく楽ということ。

そんな中でも成長している人は成長しているし、外的要因というものは一切存在しない。ということに気づかされました。

 

自らの考え方、そして起きた事実に対してどう捉えて対応していくか。

事実の捉え方ひとつで大きく人生は変わると感じます。

 

景気が…。情勢が…。そんな時にでも時流に合わせて変化、新しい取り組みをしていくことが本物の経営者なんだと思います。

毎日一つでも新しい発見や気づきを得ること。

それが積み重なることで事業のより大きな発展が見込めていく。と感じています。

一人でやる個人事業主はめっちゃ楽だと思う

楽という度合いで言うと、私の考えですが構図としては、

一人でやる個人事業主>サラリーマン>会社経営者

この構図になる気がします。

 

会社経営から雇用主になった場合は何よりも人件費がかかってきます。

みんなの生活を守る為にも奔走し、守るべき存在が増えてきます。

 

個人事業主は最近ではオンラインワークも増え、仕事の確保も容易になってきました。

そして何より環境によってもですが、人間関係のストレスはほぼないのではと思います。

月収50万~100万くらいまでは自分の力と気合いで結構いけます。そしてその次にいく為にはそれ相応の覚悟が必要だと感じます。

個人から法人にしても社会的信用度は変わらない

「個人事業主から法人化するメリット・デメリット」というような記事をよく見かけます。

その中のひとつの事柄として、自営業と株式会社では「社会的信用度が異なる」という意見があります。

 

銀行や公庫・税務上においては社会的な信用が異なるというのはわかるのですが、

よく多くの方からお話を聞く際に「法人にしておいた方がクライアントの信用が勝ち取れるんじゃないですか?」ということを聞かれます。

 

ただ、7年間自営業として活動してきた中で私自身が感じているし回答できることは「ぶっちゃけたいして変わらない。」ということです。

個人だろうが法人だろうが、人柄や実力があればオファーは必ず来ます。

 

そして多くの見込み客は会社や個人事業主というより重視する部分は、どんな人なのか?なにができるのか?という部分をよく見ています。

なので、銀行や公庫・税務上の業務においては信用度が異なるというのは理解できますが、仕事を引き受けることにおいてクライアントの信用が勝ち取れるかという話は法人だろうが個人だろうがぶっちゃけ変わらないし、また別の話だと言えます。

まとめ:アップデートを常に繰り返す

今回の記事では、今現在、会社経営において私が大切にしている4つの事柄を並べてみました。

・どんなに苦境に立たされようとビジョンを見せ続け、共に奮起する。

・社員は焦ることなく長い目で成長を見守っていく。

・共に働いてくれていることに心から感謝する。

・自身の器の拡張の為に、常に学び続ける。

上記の4つです。

 

しかしながら、これは今現時点で記述していることなだけであり、この事柄も様々な学びや経験を通してアップデートされていく可能性もあります。

自らの志を中心に、価値観人生観においては役に立つことを残し、役に立たないと感じたら手放していく。この作業も必要だと感じます。

 

ここまでブログを綴ってきましたが、色々な大変なことを差し置いても会社経営はとても学びになるし、経験として非常に役立ちます。

盟生総研株式会社では集客や独立起業のサポートはもちろん。融資を受ける際の事業計画書の作成のお手伝いや公庫や銀行との交渉、補助金等もサポートしています。

 

ぜひ、お気軽にご相談下さい。

それでは、また。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

盟生総研株式会社 代表取締役
マーケティングコンサルタント、マーケティング研修講師。
22歳の頃、商品企画からWEB集客、販売までを行うプロダクトローンチが主体の会社に入社。
一回のプロモーションで9億円の売上を出すチームをサポートし、 SEO対策、リスティング、SNSマーケティング、動画集客、DRM等、サービスをより多く販売する為のマーケティングスキルを身につけ、23歳で独立。
法人、個人問わず、WEBプロモーションのアドバイスを中心にしながらもNHKやテレビ朝日、 TBS、各新聞社などのマスメディアから取材が頻繁に入り続けているクライアントも多数。マーケティングの定義を「総合的な価値を上げること」と定義し「全ての人の物心両面の豊かさに貢献する」という理念を元に活動している。

目次